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hort story
- 飛行機
- 飛行機が上昇し、雲の上に出た。
静かな雲の海が広がる。
不規則な真っ白な絨毯は、きれいとも言えるし、
無責任とも感じられた。
視界の遠く向こうでは夕焼けが始まったようだ。
ピンク色の雲が、フラミンゴの大移動のように
だんだんこっちに向かってくる。
記憶を消された老人、
砂漠で見かけたパソコン、
目覚めたら海に浮かんでいた青年。
そんな感覚。
あまりに巨大な景色の中で飛行機はただのゴミみたいだ。

- written by kim -
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