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hort story

白夜
だんだん寝る時間が長くなって、昨日は30分しか起きてられなかった。
その限られた短い時間に、急いで歯を磨き、ご飯を食べて、
また歯を磨き、新しい寝間着に着替える。
準備が終わったころにまた眠らなくてはならない。
もう、こんな生活は耐えられない。
どうしてこんな土地に来てしまったんだろう。
また明るくなり始めている東の空をにらみつつ、
北極のドラキュラは棺桶に戻った。

- written by kim -

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